六種銘菓BOOKSのkomado(籍波こまど)です。
サークル参加予定の関西コミティアについて「来月開催予定」と書きかけたんですが、もう今月ですね。あっという間……! そんなイベントが控えていますので、今回はちゃんと創作の話をメインにしようと思います(たまっていくゲームのスクショを横目に)。
さて、久しぶりの自創作語りです。ネタバレらしいネタバレは無いので安心して読んで下さい。ただ、この作品はネタバレをしないとよくわからない場面もたくさんある気がする! 「アネモネ」についてはBOOTHで各ページを見ていただくのが早いと思いますが、それにしたってもう少し補足が必要だと思うので補足します。
いや、これ、私(作者)以外で読み切った人いたら凄いよ。なんだろう( これは面白いのか……いやどうなんだ……という問答が始まります。でもこれを言い出したら創作って全部キリがないものになってしまう。
この作品は簡単に言うと、作者(こまどさん)の脳内にある本編のスピンオフ作品集であり、厳密にはストーリーの大筋は全く別のところにあるタイプの作品群です。なので、特に1巻目である「華やか」なんかはそうなんですが、マジで何を言っているのかわからない(≒作者しかわからない)場面も多々あります。完全に自己満足なんですよ。まずい。
スピンオフっていうとちょっとズレが出てくるかもしれないんですが、二次創作って言うともっと違うような、逆に近づくような、そんな気がする。自分で自分の作品の二次創作をやって何が悪い。セルフ現パロとかが世の中存在する以上、やってもいいはずだ。でもその前置きがなく始まっているので、初手読んだ方は困惑されるのでは……と思ってます。
#40でも言いましたが、1巻目「華やか」の時点で、コラボ本である「jam jam jam」、それから前日譚にあたる「つゆ草ローブとカフェチョーカー」を読んでいる人じゃないと、わからないところが出てきます。そして#42で言ったように、単体の精度というのを考えていない状態で世に放った作品です。単体の精度でいけば「ZOM(ゾム)」の方が確実に上で、面白い作品になっていると思います。「ZOM」、個人的には大好きなんですよ。即売会のスペースで「オススメは?」と聞かれたらまず「ZOM」を推すんじゃないかな。(今月の関西コミティアでは「ハイカ亭」セットをお出しするので、ハイカ亭を推すと思うんですけど!) 「アネモネ」はかなり当サークルの玄人さん向けなんですね。ここを見ている当サークル初心者さんはまず「ZOM」を読んで、それでOKであれば次は「jam」に行って頂きたい。「アネモネ」はかなり後です。「つゆカフェ」も、初期作品の集合体なので読みにくさが目立つはずなんですよね……。なので「jam」が先です。
ただ、「華やか」の波を乗り切って、ある程度この世界観に慣れてきたであろうタイミングで放たれる2巻「涼やか」の後編パートは個人的にお気に入りでした。勢いがあって。これは「華やか」と「涼やか」が同時頒布作品である、という前提も頭に入れていて頂かないとわからないポイントかもしれません。一気にここまで読んでいただきたかった、という希望があったんですね。でも実際には「華やか」で止まってしまう読者さんが多かった。設計ミスですよ完全に。2巻に分割しなければよかったんだきっと……。
そして3巻「軽やか」は、なんだか搾りかすのような……毒にも薬にもならん話だなあ、という酷い感想を抱いてしまったんですが、それは多分、「涼やか」の読後感が作者としては良かった反動なんですね。現在は4巻目の執筆中ですが……これも毒にも薬にもならんだろうなあ……という思いで書いています。そんなんでいいんだろうか、という気持ちはありますが、ここで本気を出すのもちょっと違う気がする。

アネモネ、なんて難しい子。そんな心地で書いているというか、作品に接しています。3冊読み終わったから、今度は「つゆカフェ」か「jam」を読もうかな〜と思っているところです。読み終わったらまたここに感想綴りますね。
「アネモネ」3冊が当サークルの玄人さん向けだとしたら、「ハイカ亭」はどのポジションにいるんだろう。

キャラクターの個々が強い作品ではあると思います。その点、キャラクターものなのかな。元が企画もの(自分ではない主催者が設定した世界観を用いて制作した作品)なので、自分が創意工夫するとしたらキャラメイクくらいしかなかったからなのかな。 とはいえ、作中に出てくる「ハイカ亭」というアパート自体をかなり独特に設定組んでしまったので、企画ものとしてもちょっと異端児なところはあります。 私としては以前も「手応えがなかった」とお話した場面がある通りの作品なのですが、ティアマガかんさいで紹介いただいて、やっと「ああ、この作品も人様に読んでいただいて、何かを受け取ってもらえるものになっていたんだ」と、じーんと来たものがあります。本当に有り難いお話です。企画ものとして異端児だった故に、企画のもとを知らなくても楽しむことが出来たのだと思います。
ということは、「ZOM」ほどではないにしろ、当サークル初心者さん向けには良いのかもしれないですね。関西コミティアではガンガンオススメしていきますのでよろしくお願いいたします。スピンオフ「風鈴売りの朱夏」も無配として持っていく予定です。
そんなわけで前回もお知らせしていますが、改めて。